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about euroballerina(はらだつとむ)
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1971年生まれ、ユーロトラッシュ歴 - 約10年くらい?、
ホラー歴はけっこう長くて25年くらいかも、
中学生の頃にアルジェントとゴブリンにはまって以来プログレばかり聴いてホラー映画ばかり観るゲーム脳に…、
──
お便りはこちらまで、
ballerina2106@yahoo.co.jp
ありがちですが「@」を半角に変えてください、
Catching Elephant is a theme by Andy Taylor
フィメール・ヴァンパイア映画の超傑作であり日本未公開はもちろん国内ではソフト化すらならず、、、
いや、この作品、あまたあるユーロトラッシュ映画とは似ても似つかないほどのスタイリッシュさで迫る緊迫のサスペンスなのである、、、
ジェス・フランコやジャン・ローリンに代表されるユルくダルく、まったりとしたダウナーなドラッグ感はまったくなく、むしろデ・パルマのようなサスペンスの方程式に基づいて作られた、じつに解りやすいちゃんとした映画なのだ、、、
にもかかわらず、そこに映し出されるのは、いかにもヨーロッパ調のデカダンスな美意識であり、まさに朽ち果てていく様に感動すら覚えてしまう展開、、、
そういった意味ではユーロトラッシュ初心者にオススメの1本とも言えるのかも知れないが、逆にこれを最初に観てしまうとユーロトラッシュに対するハードルが上がり過ぎてしまうんじゃないかと危惧してしまう両刃の剣のような映画でもある、、、
まあ、国内版は出ていないので、なにを心配したところで初心者が手を出す心配はないのだろう、、、
暗い空から稲妻が轟く窓越しに、レースのカーテンの向こうで起こる殺戮、、、
ヒッチコック~デ・パルマへと受け継がれたサスペンスの方程式がこんなフィメール・ヴァンパイア映画にも使われていた!という事実にも驚く、、、
圧巻のシャワールームでの殺人シーンにおいては、それはまさにヒッチコックのサイコをも凌駕するようなスピーディさと、これでもかというほどに光り輝く凶器のカミソリ!、いや、カミソリが光り輝いた瞬間に誰もが「ああ、このカミソリで刺される!」と一瞬で潜在意識の中に凶器が叩き込まれる、、、
素晴らしい、、、
そして貴婦人、いや女吸血鬼の親玉のドレスのセンスの良いこと、、、
高貴さと、その奥に潜む悪徳、さらに朽ち果てる寸前の輝き、、、
これって殺しのドレスよりも先に作られた映画だったよな?!、となにやらimdbなんかを確認してしまいたくもなってしまいます、、、
そして息をもつかせぬ怒涛の展開の先に待ち受けるラストとは…?!、、、
まさにインパクトとカタルシスが均衡した衝撃的な映像造形美が待っていますぞ、、、
日本未公開なのが信じられないような大傑作であります、、、
スイスが舞台のドイツ映画、、、
ドイツという感じがあまりしないんですが、意外にもドイツではこのテの映画はけっこうあるらしい、ナスターシャ・キンスキーというビッグネームがいなかったら他の作品と同様に埋もれたままわたしが見る機会もなかっただろうということでしょう、、、
ナスターシャ・キンスキーが17歳のときの作品です、、、
まあ、内容はちょっとエッチな青春映画というところ、、、
女学校の寄宿舎と男子校の寄宿舎が橋をへだてて隣合っているという変なシチュエーションではありますが、そういう細かいことをうだうだ言ってもしかたがない、、、
これはもうほとんどマンガの世界なのだから、、、
とにかく楽しく穢れのないエッチないたずらとともにお色気シーンが繰り返される、、、
特筆すべき点は、ナスターシャ・キンスキーが出ているというところくらい(個人的にマリールイーズ役のヴェロニク・デルバーグ嬢を気に入ってしまったというのもありますが)、、、
とは言っても駄作とも決めつけられないところもあったりもします、湖にぽっかりと浮かんだような女学校なんていうロケーションも素晴らしく、映像はどことなく美しく光まぶしいソフトフォーカスで、そんな意味ではデビッド・ハミルトンを軽薄にしてしまったかのような映画です、、、
音楽はフランシス・レイ、このとぼけた音色のシンセのメロディがほんわかとした雰囲気を醸し出していてとても良いです、さらに50年代後半のスイスの女学校にアメリカからの転校生という設定からアメリカの最新音楽ロックンロールが持ち込まれるということでそのあたりのノリの良さも映画の雰囲気に一役買っていますね、、、
他愛のない作品と思いつつも、なかなか楽しいんですよ、このテの映画って、、、
ギリシャの小島の漁港町を舞台にインモラルの限りを尽くす超傑作ユーロトラッシュ!、、、
ホモやレズビアンをブチ殺したり、山羊をレイプしたり、その様子を写真に撮って自慰に耽ったり、と、どうもそんなシーンばかりが印象に残ってしまうが、この映画を傑作にしているのは、じつはミコノス島の眩く美しい街並みの光景にある、、、
真っ白な塗り壁に紺碧の海、ふりそそぐ太陽、島の人々の生活、、、
こんな素晴らしいロケーションの島にやってきた逃亡者カップル、クリストファーとセリア、ふたりはまさにボニー&クライドをもしのぐ犯罪のパートナーであり、じつは…、、、
牧歌的で悲しいメロディが奏でられる中に、これでもか!というほどの残虐行為が繰り返されるが、ふたりの表情にはどこか悲しみがにじんでいて、それは最高のセックスの後にですら訪れる嫌悪感のようでもある、、、
それでもこの殺人への欲求は収まらず、もっと!もっと!と行為はエスカレートしていく無限地獄、いったいこのふたりはどこまで堕ちていくのだろうか?と観ているこちら側まで不安になっていき、結末を想像することすらできない展開にやはり主人公とともに無限地獄へと巻き込まれていってしまう、、、
それでも太陽は輝き続け、ミコノス島のひとびとの素朴な生活は変わらない、、、
こんな詩的な世界観はもちろんのことですが、映像とカメラワークのスタイリッシュさ、全編に流れる音楽と効果音、すべてがトラッシュと呼ぶには申し訳ないくらいによくできた映画だと思います、、、
そしてこの逃避行カップルのセリア役のジェーン・ライアルという無名の女優さん、彼女の幼女のような肌と無邪気な笑顔、その瞳の奥に隠された悪魔の資質、じつに素晴らしい好演をしています、こんな娘となら世界対二人となってギリシャの小島に愛の逃避行したいと思っちゃう男子諸君はとても多いでしょうね、、、
残念ながら現在のところ国内未DVD化…、、、
ゾンビ映画としてかなりの人気を誇っている本作、わたしもそれにもれず、というよりもゾンビ映画のなかでは一番好きかも知れない、、、
しかしこの悪魔の墓場、冷静に観てみると、かなりめちゃくちゃというか、けっきょくどうしたいのか??、という作品なのです、、、
というのもいちおうゾンビ発生の原因は超音波を使った害虫駆除機の影響で死人がゾンビとなって蘇るという、なんとも文明批判なんかも含まれたアカデミックなものでありながら、そのゾンビが写真には写らないなどという不可思議な設定があって、最終的に生き残ったひとたちのなかにゾンビの姿を見たひとは誰もいないという、ゾンビ映画というよりも幽霊忌憚だったの??と思わざるを得ないヘンなストーリーだったり、、、
にもかかわらずこの悪魔の墓場が傑作である所以は、その幽霊忌憚っぽさにあるようにも思えます、、、
というのも舞台は淋しくも鬱蒼とした寒村にあり、いかにも出そうな感じがいっぱい、、、
この雰囲気、これがじつに素晴らしいです、、、
周囲を険しい山々に囲まれた閉鎖的な村で起きた幽霊忌憚、どこか日本の怪談話にも通じるようなところが怖いイメージを盛り上げてくれますね、、、
そしてもちろんスローテンポなゾンビの動きも幽霊そのもの、、、
さらにゾンビメイクも安っぽいながら、妙な湿り気を帯びた、どこかリアルさを超越したおどろおどろしさがあって、この世に恨みでもあるんじゃないかというような表情に見えてくる、、、
と、完全に幽霊忌憚ですね、と思うと、さきほども書いた通り超音波が死体の蘇る原因って…、なんとも雰囲気をブチ壊しかねない無理矢理なサイエンスフィクションに、、、
そしてラストはアメリカンニューシネマな結末…、、、
まあ、そんなことは無視して、寝苦しい夏の夜にはおどろおどろしいゾンビの群れにブルブルっとしたい涼しげな映画ですね、、、
フランスの田園地帯での銃をブッ放しながらのカーチェイスシーンで唐突なオープニング、、、
なんの説明もないが、追われるクルマにはピエロの扮装をした少女がふたり、、、
地平線が見えそうなくらいにだだっ広い田畑の真ん中を走る道路でカーチェイスをされてもなんの緊張感もないということには目をつぶるとして、なかなかアバンギャルドなオープニングである、、、
そもそもジャン・ローリンにスリルや緊張感を求めることが間違いである、予算的なものもあるのと思うがカーチェイスしている2台以外にクルマは走っていない、、、
ジャン・ローリンに求めるべきはまったりとしたダウナーな心地良さなのである、、、
そういう意味でこのレクイエム -鎮魂歌-は傑作だ、、、
オープニングの後も脈絡のなさは続く、まったくご都合主義としか思えないような、監督が撮りたいと思ったシーンがただ垂れ流されていく、、、
ストーリー自体も破綻しているとしか思えない、、、
序盤では主人公のふたりの少女はチェコ映画の傑作ひなぎくのような何者も恐れない傍若無人さを振りかざしていたにもかかわらず、途中からたった何匹かのコウモリにすらギャーギャーわめきちらし逃げまどうのである、、、
キャラ設定からして不安定だ、、、
にも関わらずこの作品が傑作である理由は、映像詩篇とも思えるような吸血鬼譚であり、言葉のない世界観なのである、、、
セリフは極限まで少なく、説明も本当に最低限、いや足りていない、、、
もちろんこの作品に納得いかないひとが大多数と思う、ホラー映画としての要素も少なすぎるほどに少ない、、、
この不条理で幻想的な世界に酔えるかどうか?、それだけ、、、
それができたならこの作品は本当に何度観ても、心地良くさせてくれるダウナーな傑作となるだろう、、、